ドイツのHamburgに行った話その5
スタインウェイ工場見学
朝からスタインウェイ工場見学。これは共通セミナー。日本にいる時に全てのスケジュールが送られてきていて、自力でそこまで来いという感じの放任主義。いいねぇ。遅刻厳禁と釘をさされていたので早めに宿舎を出る。朝の冷たい空気が心地よかった。わードイツにいるなーって。スタインウェイ工場、少し田舎?みたいなところにあった。
※ちにみにスタインウェイとはピアノのメーカーです
ガイダンスの時に、工場内では絶対に写真を撮ってはいけない。撮ると産業スパイだと思われて国際裁判になりかねないとめちゃくちゃ脅されていたので、みんな「こ、ここでは撮ってもいいんだよね…?」と常におどおどしながらカメラを向けてた。Hamburgのスタインウェイ工場は、世界最古の工場らしい。(確か)
工場内一通り見学。小学生の時にKAWAIのピアノ工場見学したことあったから、物凄い感動!って感じではなかったけど、すごい職人技だった。スタインウェイで働いてる人はエリートらしい。すごいねぇ。やっぱり機械より人の手!
HamburgのHamburger
この日レッスンが夕方だったので、レッスンない女2と男1とブラームス博物館まで行ってみることに。その前に腹ごしらえ。Hamburgはhamburger発祥の地と言われているらしく(スペルが似てる)それなら食べておかなきゃということでさっそくハンバーガー食べることに。
じゃん。ご覧の通り、フォークとナイフ使って食べる。食べにくいけど、手が汚れないしよかった。でも手で食べた方が美味しさ倍増かもなと思った。でも郷に従った。このお店はバーガーキング的なドイツのハンバーガーのチェーン店みたいだった。おいしかった。
お腹もいっぱいになったところでブラームス博物館に向かう。
道中で見つけた観覧車。左上のカゴがない。これは驚いた。
ブラームス博物館
着いた〜
素敵な青空。絵になるねぇ。
ブラームスのピアノ
駅から見えた港
ドイツ語の説明でなんて書いてあるかわからなかった。英語の説明ももらったけど、読むの面倒くさくてフィーリングでたのしんだ。英語勉強しよ…。(3回目)
ブラームスグッズいくつか購入した。満足だ。しかし日本に帰って来てみると意外と使い道がなかった。旅で買った物あるある。
私は夕方レッスンのため一足先に大学へ向かう。そしてレッスン時間まで軽く練習。
スクマノバ先生レッスン
スクマノバ先生(女)に見てもらった曲は
- メトネル4つのおとぎ話 op.26
メトネルはロシアの作曲家。だけど、そんなにロシアンロシアンしてない。どっちかというとフランスよりな綺麗な曲。通訳さん、初めて聴いたらしく、とてもいい曲って喜んでた。フランス物だと思ったって言ってたからやっぱそう聞こえるのか。
メトネルはロシアで生まれたものの、すぐにイギリスに移住した作曲家。スクマノバ先生はロシア出身だから、メトネルを見てもらうことにした。単純な考え。
メトネルは解釈が少し難しいところもあって、日本で2人の先生に見てもらったけど、どちらもしっくりこない感じだった。スクマノバ先生意見求ム!という感じで行ったら、先生も少し難しそうにしてた。日本だともう少しサラッと流れるように弾いた方がいいかもと言われてたけど、スクマノバ先生はもっと歌って歌って弾くといいとアドバイスくれた。
色々な人にレッスンしてもらうとおもしろいな。音楽って正解がないしね。たのしかった。ロシア出身のスクマノバ先生から見てもメトネルはロシアっぽくないらしい。なるほど。メトネル、なかなか曲者。素敵な曲たくさんあるけど。
マルガリトフさん講義
これも共通セミナー。経験談を交え、ヨーロッパの暮らしについていろいろお話ししてくれた。マルガリトフさん、なかなかの曲者でいらっしゃって2時間ずっとぶっ通しで自慢話的なことを話しててみんなポカーンとなってた。それが面白くて吹き出しそうになった。一番印象に残った言葉、ヨーロッパで国立音大に入るために必要な3K
- 金
- コネクション
- キャラクター
だそう。なるほどなと思った。実は、ドイツの国立音大は学費がベラボーに安い。年間50ユーロくらい。ドイツは学生天国だから、アパートメントも安く借りられるらしい。しかし、入るまでにすごくお金がかかる。それも含め金は必要だと言っていた。
コネクションは、やはり有名な先生についていないと、国立は外国人は入りにくいらしい。そりゃそうだ。国のお金でやってるのにどうして国外の人を入れなきゃならないんだってなるし。
キャラクター。これは一番大事らしい。日本人はキャラクターがなさすぎる。もっと貪欲に、自分を持っていないと埋もれてしまうだと。なるほど。
なんだかんだ勉強になった。おいしいプリンも食べられたし。
宿舎でご飯
スーパーで買い出しをして宿舎で食べることに。男2はHamburgに住んでる友達のハンドボールの試合を観に行くため不在。3人でわいわいすることに。
各々食べたいものを買って食べた。
このクマのお菓子おいしかった。また食べたい。
そんな感じの日。
つづく